2020年06月07日

スポーツ選手の年俸高騰

先ほどの記事の続きです。

スポーツ選手の年俸高騰はやはり問題となっているようです。
スポーツ選手 収入 高騰 で検索すると、いくつも記事が出てきました。

記事をいくつか見てみると、スポーツ中継の放映権料の高騰が関係しているようです。
多くの人が注目しているのであれば、それだけ広告収入が見込めるため、放映権料が高騰するのは仕方ないように思えます。

しかし、それは健全なことなのか、と考えてしまいます。

スポーツファンはスポーツを見ることを望んでいます。
また、スポーツ選手はスポーツをすることを愛しており、仮に現在のような高額の報酬を得ることができなくとも、プロスポーツに従事することを前提とします。現在のような報酬を得られないのであれば、ほかの職業に着くことを選ぶという選手はそこまで多くないように思います(これは理想論かもしれませんが、仮に現在年俸1億を受けている選手が年俸5000万円になるのであれば、ほかの仕事をするということはあまり考え難い。この際に、他の球団に移籍して1億の報酬を維持するということはなしにします。)
そうすると、スポーツファンとスポーツ選手との間の需要と供給は一致している(スポーツを観たい、スポーツをしたい)というのは一致しているので、問題となっているのは、商業化を図って、過大な利益を得ようとしている側ではないか、という気がしています。
例えば、甲子園も人気のあるコンテンツですが、高校球児は報酬をもらわなければ野球をしないというわけではありませんし、スポーツファンは彼が高額の報酬をもらっているから甲子園を観るわけではありません。

例えば、この世のありとあらゆるスポーツの入場料や中継の料金は、一定額を上限とした定額にして、広告料が上がりすぎないように、広告を出せる業者は抽選制にして、しかも、広告を出す対象となるスポーツやチーム、選手も抽選でランダムにする、入場料や中継の料金、広告料金は、あらゆるスポーツ選手の間で均等に分配する(個々の選手がスポンサーと個別契約をしたり、広告収入を得ることは禁止)という仕組みにしてみれば、どうでしょうか。
スポーツファンからすれば、スポーツを定額で観ることができますし、スポーツ選手も生活ができるだけの収入を得られれば、スポーツをするという自己実現ができるわけなので、双方ともに満足ではないでしょうか。
あるいは、どんな人でもその仕組みに参加するプロ選手になれるということにすれば、スポーツによって収入を得られるという多くの人の夢をかなえることができ、運動する機会が増えて、健康面にも良い効果があるのではないでしょうか。
今、スポーツ選手という側が利益を独占している状況が不健全であって、もっと多くの人がスポーツ選手として利益を得て、それでも社会が回るというのであれば、それはよいことではないかと思います。
もっとも、プロ選手が収入を得ることができているのは、スポーツ以外に従事する人がいるからであって、その人たちがスポーツに従事して、それ以外の仕事をしなくなったら、社会が回らなくなるのではないか、という危惧があることは確かです。

書いていてよくわからなくなってきました。  

Posted by mc1575 at12:49

2020年06月07日

サッカー選手の愛車

Jリーグの選手名鑑を眺めることが好きです。

昔から、プロ野球の選手名鑑をよく見ていました。

選手の年俸だったり、これまでの出場試合数などの競技に関わる事項はもちろん、趣味であったり、家族構成であったり、そういった事項を見ることも好きです。

そんな中、今回、注目をしてみたのが、Jリーグの選手の愛車です。

ざっと見てみると、大体の選手が、ベンツや、アウディなどの外国車に乗っています。

しかし、日産がスポンサーの横浜Fマリノスの選手は、日産の車に乗っている人が比較的多いです。
スポンサーを意識してか、定型文のように、「日産・スカイライン」と書いてあったりします。
もっとも、日産以外の車に乗っている人もいて、その旨がちゃんと書いてあります。
それに比べて、トヨタがスポンサーの名古屋グランパスは、全選手、愛車の欄が空欄となっていました。なぜでしょうか・・・。

余談ですが、鹿島アントラーズの選手は、選手名鑑のアンケートが嫌いなのか、ほとんどまともにアンケートに回答していません。

外国車に乗っている選手ばかりの中で、たまに庶民的な車に乗っている選手を見かけるとホッとします。
例えば、サンフレッチェ広島の茶島選手は、トヨタのルーミーというミニバンに乗っており、同じ広島の浅野選手はトヨタのプリウスに乗っており、大分トリニータの佐藤選手は、ダイハツのタントに乗っています。浅野選手は大卒の若手ですが、茶島選手と佐藤選手は中堅~ベテランの選手であり、決して推定年俸が安いわけではありません。
外国車に乗ることが悪いわけではありませんが、堅実な印象がありますね。

それでは、なぜ、Jリーガーは外国車に乗る人が多いのでしょうか?
理由を推測すると、
・年俸が高いから
・派手好きだから
・先輩となる選手がみんな外国車に乗っているから
・外国車を安く買う伝手があるから
・実は乗っているの外国車は中古が多いから
等々と色々と推測はできます。

ネットで調べてみると、
まず、サッカーダイジェストの記事だと、一番多いのは外国車ではなく、トヨタなようです。意外です。
また、同じ記事によるとJリーガーの平均年俸は3400万円ということで、やはり、年俸が高いということが大きいようです。

そうすると、なぜ野球選手やサッカー選手の年俸は高いのか、という疑問がわいてきます。

市場原理が働いてこのような高額になっているのでしょうか?
単純に、スポーツの市場が儲かっていて、それに対して、その利益を分配する対象となる選手の数が少ない(才能を持っている選手は少ない)ことから、1人当たりの選手が受け取る利益が大きいということになっているのかもしれません。

そうだとすると、本来であれば、プロの選手の数をもっと多くしても、成り立つのかもしれません。野球に比べて、サッカーはJ1、J2、J3とカテゴリーが広いので、利益を多くの選手で分配していると言えるかもしれません。

野球がチーム数を増やさないのは既にある個々の選手などの利益を守るという意味合いがあるかも。もっとも、野球のプロ選手の数をもっと増やしても給料の面から問題がないのであれば、サッカーのように2部リーグ、3部リーグを作って、プロになることを断念する選手もプロになれるようにしてはいいのではないかと思ってしまいます。

あるいは、今、ファンがスポーツに対して支払う対価が高すぎるのではないか、という仮説もあります。本当はもっと安くてもいいのではないか、ということです。ヨーロッパのサッカーリーグではチケットの値段が高騰しているという話は聞いたことがあります。

但し、市場原理があるため、ファンがその値段を出しても見たいというのであれば止めることはできません。とはいえ、野球をひがむわけではありませんが、スポーツニュースはよくプロ野球のニュースを流していますし、メディアによって、ファンがスポーツに興味を持つようにし、お金が流れやすくなっているようにしているのではないか、という気もしてきます。

需要と供給ですので、お金が流れることは問題ないように思いますが、そのお金を一部の人が独占することはいいことでしょうか。一部の人に限定しなければ、プロスポーツのレベルは下がることになるでしょうか。そうではないように思います。サッカーの交代選手の数が制限されているのは、試合に出場できる選手の数を制限し、そもそもプロになれる選手の数を少なくするためではないか、という気すらしてきます。怪我のことを考えれば、交代の数は自由でもいいように思います。

J3のリーグや、地域リーグや、女子サッカーのチームが経営難になっているというニュースを見たことがあるように思いますが、一方で、高額の報酬をもらっている選手がいるという状況はどのように考えればいいのでしょうか。
そういったリーグの人気が少ないので、需要と供給の関係からして仕方がないということになるでしょうか。
しかし、そういったリーグでプレイする選手が好きな仕事を続けるといった夢を実現することや、競技レベルの底上げということと、一部の選手が高額な報酬をもらうことのどちらが大切か、ということを考えると、やはり、一部の選手が高額すぎる報酬をもらうことはう~んとなってしまいます。

プロスポーツ選手の報酬については議論になっていると思いますので、また考えてみようと思います。  

Posted by mc1575 at12:13
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。 解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
mc1575